石井ゆかりが2026年の山羊座の運勢を読み解きます。1年間のテーマや時期についてなどたっぷりの内容でお届け。2026年のお守りとして、ぜひ参考にしてください。
2025.12.25
年の前半は「パートナーシップと人間関係の時間」です。人に恵まれ、人との距離が近づき、人に揉まれることで大いに成長できます。人と会う機会が多くなるでしょうし、人と協力して何かに取り組む場面も増えるでしょう。公私ともに「パートナー」と呼べる存在に出会えます。
日頃、公私をしっかり分ける方針でいる人や、「家の中に第三者を入れない」といったマイルールを持っている人も、この時期はそうしたルールに疑問を抱くかもしれません。
たとえば、家事をアウトソースするとか、家の中のことに第三者のアドバイスを求めるとか、家族間での困りごとを専門家や役所に相談に行く、などのことに、「初挑戦」する人もいそうです。
家の中も「世の中」のひとつで、そこでの問題を解決するには、色々な人と協力することが必要になることもあります。他者との繋がりの広がりは、家の中にもいい風を入れることに繋がり、開かれたドアから出たり入ったりする中で、生き方や心も開かれていくはずです。
年の後半は、人とのコミットがさらに深くなります。たとえば、ただ挨拶するだけだった相手と、お裾分けをし合ったり、お茶をしたりする間柄になるかもしれません。踏み込んだ「助け合い」が生まれる中で、人間観が変わっていくかもしれません。
たとえば昨今では、夫婦であっても財布は別、お互いに自分のことは自分でまかなっている、といったスタイルも珍しくないようです。
ただ、それはどちらも健康で、物事が順調に行っている時期だからこそ叶うことで、人生の転機を迎えたり、子どもを授かったり、どちらかやその親族が病気になったりすれば、すぐに検討が必要になります。「迷惑はかけない、頼らない」という方針を保てるのは、人生の中でごく一時期です。
他の時期は、頼ったり頼られたりするしかありません。「あの人はしっかりしていて、自分のことをきれいに始末していった」と言われるような人は、実際には「頼らなかった」のではなく、「ちゃんと考えて頼り、託していた」ということなのだろうと思います。
2026年の山羊座の人々はまさに、「きちんと頼ったり、頼られたりする」ことについて、深く考え、実践することになります。どうすればうまく支えてもらえるのか、どうすれば自分を苦しめずに支えられるのか。他者を巻き込みながら試行錯誤してその方策を練り、この取り組みによってより、自由な生き方を実現できます。
2026年は「居場所」が変化し始める時間でもあります。たとえば家の中で、ドアが壊れたり、家電が故障したりといったことが重なり、「なんだか最近、不具合が多いな」と思っていたら、ふと「そうか、引っ越ししてきてまとまった年月が経って、色々寿命を迎えているんだな」と思い当たるかもしれません。そこから、リフォームの計画を立てるとか、引っ越しの可能性を模索する、などのプロセスに入ることになるかもしれません。
一見ネガティブに思えた事象が、実は「その先」の変化に繋がっていきます。「これは、ひとつのきっかけなのかも?」と捉え直すと、意外な事実が見えてきそうです。
1月はあなたの元に星が集まり、新しいことがどんどん始まるタイミングです。既に2025年の終わりからこのモードに入っており、「年末年始は大忙し!」という感じがあるでしょう。熱い勝負の時間でもあり、ガンガン挑戦できます。
1月半ばから3月頭は、経済活動が活性化します。欲に火がつき、大きなものを手に入れたくなります。ガンガン稼ぐ人もいれば、大きな買い物に挑む人も多そうです。お金に関して「勝負」したくなる気配が。ギャンブルなどには思ったよりのめり込んでしまうキケンもあるので、気をつけたいところです。
1月末から2月は、星座を問わず大きな節目を迎えるタイミングです。山羊座の人々は特に、居場所や家族、家にまつわることで、新しい状況に入ることになるようです。住環境や家族関係において、なにかしら気になることがあったら、それは時間をかけた変化の入り口です。
2月から4月前半にかけて、素晴らしいコミュニケーションが広がります。過去に音信が途絶えていた相手との会話が復活する可能性も。このところなんとなくコミュニケーションに混乱や停滞が生じ、孤立感を抱いていたなら、この時期は「春」を感じるような出来事がたくさん起こるでしょう。
4月から5月中旬は前述の「居場所、家、家族」にまつわる変化が急ピッチで進展するタイミングです。これから向き合っていくべき課題、取り組むべきテーマが見えてきます。身近な人と熱い思いをぶつけ合うような場面も。
4月末、長期的な「働き方改革」「暮らし方改革」の時間が幕を開けます。ここから2033年にかけて、より自由な生活のあり方を模索し、暮らしを一変させていくことになります。
年内では特に4月下旬から5月、6月末から8月上旬に、インパクトの強い動きが起こりそうです。
5月下旬から9月は、人間関係におけるひとつの着地点を見いだす時です。2025年半ばから雄大な「人間関係とパートナーシップの時間」の中にありますが、この「仕上げ」のようなイベントが、初夏から初秋に展開します。人と関わり、再会する中で、「この人とは長期的に繋がっていこう」と思える相手が出そろい、その軌道に乗れます。
6月末から約1年の「ギフトの時間」が始まります。これ以降、人から受け取るものがどんどん増えるでしょう。お金やものを受け取るだけでなく、オファーやチャンス、機会、場などを設定してもらえます。「外部から来るもの」をまず受け止め、よく検討し、吟味し、「応えていく」時間に入ります。
8月から12月頭は胸が躍るようなチャンスが巡ってきそうです。「役得」のようなこともあるかもしれません。仕事や対外的な活動において、高い評価を受けたり、よいポジションに立てたりと、嬉しいことの多い時期です。「返り咲き」のようなことを果たす人も。
9月中旬から年明けにかけては、人間関係が活性化します。特に「チームの再結成」のようなことが起こるかもしれません。旧交を温める中で、何か素敵なものを見つけられます。
11月末から2027年半ばは、ホットな「旅と学び」の時間がやってきます。かなり遠方まで冒険に出ることになるかもしれません。集中的に学んで、夢を叶える人もいそうです。
年の前半は「パートナーシップの時間」で、カップルは互いの絆がぐっと強まりますし、愛を探している人は「その人」を見つけられるでしょう。2025年半ばから既にこの流れの中にあり、ここまでに出会った人と2026年前半に大切な約束を交わす、といった展開も考えられます。
2023年、あるいは2012年頃からの「コミュニケーションスタイルの模索」から卒業するタイミングでもあり、かつてよりずっと「話しやすく」なっているかもしれません。
「どうしたら気持ちが伝わるか解らない」「言いたいことを解ってもらえない」といったコミュニケーション上のスランプから、この年明けにするりと抜け出す人が多いはずです。「こうすれば伝わるのか!」といった閃きを得る瞬間もあるかもしれません。
年の半ば以降は非常に官能的な時期で、パートナーとの深い融合を実現できるでしょう。一方、「パートナーの経済状態が上向く」時でもあり、お互いの経済的な関係性がこの時期、大きく変わるかもしれません。たとえば「経済的なことがハードルになって結婚できない」といった状況にあった人は、その状況が好転しそうです。
年の前半全体が「追い風」の時間ですが、中でも特に1月上旬から中旬、3月末から4月、5月下旬から6月前半に、ドラマが進展しやすいはずです。
誰にでも「ルーティン」のようなものがあります。何時頃起きるか、起きたらどんな順番でどんな行動を取り、どんなふうに支度をし、どのように出かけるか、あるいは、出かけずに家の中で何をするか。毎日まったく違うことをしている、という人もいるかもしれませんが、少数派だろうと思います。
無意識に、何も考えずに身体が勝手に動き、「いつもどおり」の中で流れるようにことが進み、少しでも違うことが起これば「あれ?」と動作が止まる、そんな状態がマジョリティなのではないかと思うのです。
もし、そんな「ルーティン」を、一旦白紙に戻したら、何が起こるでしょうか。生活習慣、マイルールといったケージに入れていた自分の心を外に出したら、まずはどこに向かって暴走しそうでしょうか。
2026年、あなたの世界ではもしかすると、そんなことが起こるかもしれません。もとい、山羊座の人々は目的意識が強く、高い合理性の元に生きていく傾向があります。ゆえに、そんなことは不可能だと感じられるかもしれません。
試行錯誤を繰り返して最適化した、最強の「ルーティン」を壊すなんて、まったく考えられない、と感じる人も多そうです。でも、この時期はなぜか、あなたの中のルール、法則を、あなた自身が窮屈に感じ、解体したくなるようなのです。
「こうしなければならない」と思っているマイルール、常識やマナーの中で、本当は非合理なもの、無用なもの、才能の開花を妨げているものがあるのかもしれません。あるいは、成長してサイズが合わなくなった服や靴のように、「今の自分には、もうフィットしない」ものがあるのかもしれません。
たとえば、パステルを手に持って絵を描いてきた子が、これをナイフで削って粉にしてぼかす、という手法に出会った時、世界が変わる、といったことがあります。「これはこのように使うものだ」という固定観念の外側に出た時、手にした道具や力のポテンシャルに気づき、それまでにないものを次々に生み出せる、という現象は、珍しくありません。
この時期、あなたも自分自身の個性や力、意欲、欲望について、「これはこうするものだ」という枠組みをとりはらい、一時的にでも「野放し」にしてみたくなるかもしれません。
あるいは「お母さん」「先生」「管理職」などの立場性の枠組み、というものも存在します。その立場性の枠組みに押し込められていた「その立場にふさわしくない振る舞い・発想」を、この時期、解放する人も多そうです。
「自分の役割に鑑みて、このように振る舞うのが望ましい」という型を、自分の手でバラバラに分解した時、新たにやってみたいこと、できることが見えてくるかもしれません。
この変化は、一見、それほど重要な変化とは見えないかもしれません。朝昼晩と欠かさず繰り返していた習慣を、朝と晩だけにする、といった、ささやかな変化がまずは、起こってくるのかもしれません。
ですがその先に、意外な解放が起こり、時には暴走が起こって、自分の中に眠っていた衝動や欲望の激しさに気づかされます。これほど大きな力が自分の中にあった、ということに、まずは驚かされるでしょう。そしてさらにその先に、新しい生き方の可能性が、キラキラと輝いているのが見えるはずです。